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企業コンプライアンスと自然保護 

パナソニックグループの松下電工が、軒天井材を発売したと言う記事を読んだ。
軒天井材と言うのは、家を建てる時やリフォーム時に外壁に使用される材料である。
それには、蜘蛛が寄り付かないような化学物質が混ぜられているらしい。
蜘蛛の巣がはらない建材、美観を損なわないと言うのが売りである。

蜘蛛と言うのは益虫ではないのだろうか?最近ニュースになったセアカゴケグモは毒性があるが
そのようなクモは例外的であろう。少なくとも商品の売り(毒蜘蛛が寄り付かない)に使われるようなものではない。

私は比較的田舎に住んでいるので、クモ等は普通に目にするし、クモの巣が景観を損なうと思ったことはない。

人類が科学技術を進化させ他の動物達の棲家に侵入し、占領したことは事実である。
その結果、生態系は乱れ多くの生き物が絶滅した。

松下電工という会社は、景観を損なうと言う名目でクモを人の居住区から追い払おうとしている。

人とその他の生き物との共生と言う概念は、商品の売りという経済的活動の前では吹っ飛んでいる。

クモは、田畑を荒らし農家の暮らしを立ち行かなくさせるような鳥獣でもないし、
益虫であっても、人をパニック死させる可能性があるスズメバチのような危険な昆虫でもない。

ただの蜘蛛であり、蜘蛛の巣がうざいという理由だけで、人間の居住空間から廃絶させられようとしている。
確かに、松下電工が発売した製品を全ての人が使う訳ではないから、絶滅するような事はないだろう。

私が述べたいのは、企業の方針である。ものを売るためには、道徳と言う物が無視されているということである。
無用な事を特徴にして商品を販売し、生き物を虐げる姿勢である。

些細なことかもしれないが、私自身は疑問に思えてならない。

人と動物との共生は、難しい課題ではある。しかし、生き物は人間の事は理解できない。
しかし、人間は他の生き物を理解出来るし、考える事もできる。

必要以上の便利さを手に入れて我々が、考えていかなければならない課題ではないのかと思える。
[ 2006/02/07 02:19 ] 時事ニュース | TB(0) | CM(0)
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Author:ゼットン
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我が子がライオンの餌食となった母親キリンはどうすることもできない-
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いや、涙をこぼすことすらできないのだろう
たとえ食い殺されようとも立ち向かって行けるキリンでありたい

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