加古川の小学2年生が刺殺された事件。
子供にとって、家の前すらも危険である事を思い知らせれる事件。
子を持つ母親はますます心配だろう。
ある人が書いてたんだけれど、最近は日が暮れるのが早いから、
放課後、学校で遊んでから帰ってくる子供が心配だと・・・。
いつから日本は、放課後、学校で遊ぶのすら心配する国になったんだ。
ふと、思い出した事がある。明治生まれの祖母が、
「ことり」(子取りと書くのだろうか)がいたと。
今から40年ほど前に子供だった人は、「遅くまで遊んでいると”子取りがくるよ」と
言われた人もいると思うけれど・・・・。
誘拐されて、サーカスに売り飛ばされるみたいな都市伝説か???
ただ、明治生まれの祖母の話とは年代が違う。
祖母の言う「ことり」は、おそらくは人身売買の事だと思われる。
基本的に、日本において人身売買が消滅したのは戦後のことだ。
もらい子制度に隠れた人身売買も昭和22年の児童福祉法で取り締まられるまではあった。
となれば、子供が外で遊ぶのが危険なのは、何も今の時代だからではないのかもしれない。
ただ、内容は時代と共に大幅に変化してるのだろう。
平成十六年に子供が被害に遭った件数は、
殺人事件が百十一件、強姦事件が七十四件、強制わいせつ事件が千六百七十九件。
(殺人事件には赤子が多く含まれてるのだが、これはこれで問題だな。)
人身売買→身代金目的→快楽の為の殺人や性的なはけ口・・・・。
なんていう変化なんだろう・・・・。
なんていう日本なんだろう・・・・。ただ言える事は、今も昔の子供を心配する母親の気持ちは同じだと言う事だろう。
子供を心配する母親の数は、相対的に減ってるのも事実だけれども(DQN親の増殖的な意味で
いつの時代も母親は子供を心配するものなんですね。
でも、最近は門灯が点く以前に、一人で遊ぶこと事態ができなくなってます。。。母親の携帯には警察からの安全情報メールが毎日5件は届き、中には親の心配をあおるようなチェーンメールまで流行る時代。
ドラえもんに描かれているような、空き地で子供たちだけで遊び、「ご飯よ~」と親の呼ぶ声で帰宅するようなそんな時代が懐かしいですね。。。。