所詮派閥レベルの部隊であるティターンズやエウィーゴが、高性能のモビルスーツを多機種も保有している。

ティターンズで、ガンダムmk-Ⅱ、マラサイ 、アッシマー 、ギャプラン 、ガブスレイ 、ハンブラビ 、
バイアラン 、バウンド・ドック 、メッサーラ 等。

エウィーゴでは、リックディアス、百式、Ｚガンダム、メタス。（リックディアス以外は、ワンオフ機である）

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だいたい、軍としてではなく、派閥レベルでこのような多種なＭＳ等開発できるはずもないし、
連邦軍は、上記にも述べたように、戦時でさえ多機種の開発はしていない。

どういう事なのか？　バンザイの戦略と言ってしまえばそれまでなので、ＭＳ開発を軸にして読み解いてみたい。


おそらく、ティターンズやエウィーゴが開発したことになっているであろうこれらのＭＳ群であるが、
唯一、ガンダムmk-Ⅱのみがティターンズが独力で開発した機体である。

エリートを標榜する彼らは、その象徴的な派閥オリジナルのＭＳとして、ガンダムの後継機的なＭＳを開発した。
ただ、Ｚガンダム時代の技術は旧ジオンのテクノロジーがベースとなっていた為、それを嫌ったティターンズが、
ベースが連邦軍の技術のみで開発した。故に、性能自体はそれほど高くない。
ティターンズが、最終的に敵に奪われたmk-Ⅱに固執しなかったのは、そのせいである。



mk-Ⅱ以外の機体は、すべてその当時あった技術や開発済みのＭＳである。

兵器メーカーが、次世代のＭＳの正式採用メーカーとなる為に、また技術開発の為に製作していた機体を、
派閥争いをしている部隊に提供したのであろう。おそらく両方に提供した。
どちらかが勝利して、軍の主流派になった時に、契約が結びやすくなるからである。

また、実用レベルまで開発できていても、戦争がない時代では実戦でのデータが集められない。
死の商人は、無償提供することで、数多くのデータを回収出来る。ギブ＆テイクの関係である。

故に、多くの種類はあるが、1機種当たり数機しか製作していない機体が、多く見られるのである。

サイコ・ガンダム やサイコ・ガンダムmk-Ⅱは、サイコミュ搭載型の特殊性からも実験機との位置づけであろう。