少し前、教育テレビで、ソ連のアフガン侵攻のドキュメントが
放送されていた。
米帝にとってのベトナムのように、ソ連にとって泥沼の侵攻だった。
冷戦下の自由主義と共産主義のせめぎあいの地でもあった。
ただ、イスラム勢力が大いに関ってる事もリポートされていた。
自由主義や共産主義という政治的なイデオロギーや、
2大国の覇権争いではなく、宗教的な勢力が
国際社会に大いに影響があるとは、興味深いことである。
宗教信仰は、単一の国や政治上の勢力とは関係がなく、
個々の信仰心によって、個人または国単位で、介入するのである。
外交、軍事という国際社会の通常の手段ではない、
信仰と言う要素があると言うのは、国際社会と言うのは
複雑怪奇であるとも感じた。
そして、ある海外のニュースを興味深く感じた。
イズラムとタメを張るキリスト教。
その総本山のバチカンに噛み付く同性愛者の抗議デモのニュースである。
【バチカンはタリバンと同じ?】
バチカン市のサンピエトロ広場で行われた同性愛者のデモ。
イタリアの同性愛者約150人が、同性婚に反対するバチカンを
アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンになぞらえ、抗議デモを行った
(13日) 【AFP=時事】
イデオロギーでも宗教でもない、勢力。
キリスト教を信仰するものは多いし、世界の一つの権威であろう。
それに、反旗を翻す集団。同性愛者。
日本では、それほど社会的地位を得てはいないが、
海外では、同性愛者の婚姻を認めてる所もあるし、
米では、ゲイやレズを敵に廻すと、選挙で不利と言う事も聞いた時がある。
同性愛者は、マイノリティであると思う。マイノリティは差別対象でもある。
厳しい目に晒されてきていると思われる。
原初のキリスト教も弾圧された。ただ弾圧された者達は、結束を固め
弾圧をばねに成長する。そして、ローマ帝国の国教になるまで拡大する。
同性愛者も歴史が教えるように、差別をばねにしてパワーを内包したのであろう。
今や、バチカンにも噛み付く一大勢力だ。
社会って言うのは、複雑怪奇なものだと思ふ。
今や、同性愛者は、居住権をえたね!
いいとか悪いではなく当然のごとくだね!社会は
時代とともに、歩んでいるんだろう!
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