やっと、DVDをレンタル出来た。
シリーズものじゃなくて、単発ものなんだね。
うん、まぁまぁおもしろかったね。
この監督、神山ってんだけど、単発モノの方が、
風呂敷広げる時間が少なくて、いいもの作れるかもしんないw
『攻殻機動隊』って言うのは、士郎正宗による漫画が原作。
それで、押井守が「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」として映画化。
日本ではぱっとしなかったけれど、アメリカではビルボード誌の
ビデオの週間売り上げ一位を記録(1996年8月24日付)するなど、
海外で高い評価を受けた。
「マトリックス」にも影響を与えたくらいスゴイ評価なんだな。
で、2004年に「イノセンス」という続編がまた 押井守によって製作されてる。
この作品は、押井守がストーリーを語らず、
哲学を語るようになってから作った映画だから、
イミフwwwの要素が多い。
続編と世界観が味わえるから、いいのだけれどwww
で、テレビシリーズがあって、これは神山が監督してるんだけど、
第一シリーズとして、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 」
第二シリーズとして、「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 」がある。
最終回を見ない前程なら、とてもTVシリーズはおもしろい。
この監督、風呂敷を広げるのはネ申なんだが、それを畳めないのwww
「STAND ALONE COMPLEX」も「S.A.C. 2nd GIG」も最後は、感情を持つに至った
人工知能が搭載されたロボットが、自己犠牲の精神で命と引き換えに
主人公達が救われると言う夢オチの次に、下らない終わり方orz
もう途中までのクォリティをチャラにしてまだ赤字を出す作品だ。
私が、絶対権力を持ったプロディーサーなら、最後の2話は
違う監督に依頼するか、押井守にお願いするだろうね。
富野監督にお願いしてもいいのだけれど、後編が二度と作れない。
多分、登場人物、みんな死んじゃうからwww
さて、今回の「Solid State Society」は流石に
最後タチコマに救ってもらうようなことはないwww
しかしなぁ、バンダイの商業主義が見えるのナ~。
攻殻機動隊は、草薙が去る前と後で大きく別れる。
元々、人形遣い以後は神山は描けないと言ってたのに、
今回の舞台は、人形遣い以後。
そして、最後、草薙少佐を公安9課に復帰させる示唆をしたこと。
神山如きが勝手なまねをしたのか、バンダイの戦略なのか。
だいたいが、STAND ALONE COMPLEX(SAC)を自分ブランドに確立
しようとしてるのか、バンダイが新たな飯の種に使おうとしてるのか。
それは、この「Solid State Society」にも垣間見える。
この作品は、未来を舞台に、少子化、人身売買 介護 、孤独死 、
独居老人 、児童虐待等の要素を取り組んだ体を成しているが、
本題は、ルールの中での正義と絶対的な大義の戦いと正当性である。
これは、「デスノート」なんかと同じ感じかな。かな?
デスノほど、表だって表現はしてないけども。
但し、この戦いは決着が付かない。事件は解決するが・・・。
決着が付かない所には、多分原作を読んだ読者でしかわからない
ものが潜んでいるかと思われる。
草薙少佐は、超生命体である人形遣いと融合した。
その結果ネット上で、複数の人格を形成し、それぞれがさらに
融合と分離を、繰り返す。原作で描かれている。
「人形遣い」と「傀儡廻」と言う記号の同一性が、キーワードだね。
今作品は、分離した少佐同士の戦いであった。その戦いとは、
ルールの中での正義と絶対的な大義の戦いと正当性である。
まぁ、相打ちという結末なんだけれどもwwwwwww
う~ん、それにしても、少子化等の事件そのものの本質に
なんら答えも出さず、作品のテーマにも答えを出さない。
最後は、「ネットは広大だわ」という名セリフをパクり、
その後に、こう続けるのである。
「もう既に、私達の知らない次の社会が生まれ始めている」
こいつ、問題定義という風呂敷を広げて、また畳んでないwww
まぁ、原作を知らない人が見ても、スピード感あるし、
一見わかりやすいメッセージ性を見せてるから、
面白みはあるのだけれど・・・・。
↑内容は、ここで確認してくださいね。
いつものように手抜きってことでwww
そのくせテレビシリーズは全部見ましたがねw
富野監督にお願いしてもいいのだけれど、後編が二度と作れない。
多分、登場人物、みんな死んじゃうからwww
わかるwwwww