昭和の時代の特撮、特にウルトラマンシリーズには、メッセージが込められていた。
子供向け番組にしては深いメッセージではあったけれど、そこで学べたものは多々あった。
昭和の時代は、今ほど複雑でもなかったし、多くの問題も表面化していなかった。
特撮、アニメにしても、おおらかな時代を反映してか、何か主義主張があった。
時は流れて平成。複雑化し、多種多様な価値観がはびこる現実。
もはや、特撮やアニメは関連商品を売るためだけの番宣となり、
作り手は、メッセージや自らの主張を作品に込められなくなった。
おまちゃの売れ行きが悪ければ、脚本家が更迭なんかは当たり前の世界だ。
子供向けに番組を作っているのではなく、スポンサーの為の番組作りである。
そこには、当然の事なんのメッセージもない。
↑の動画は、ウルトラマンの最終回の1シーンだ。
ウルトラマンシリーズは子供にとっては難しい問題を提起する事も多かったが、
それでも、勧善懲悪が仕様であった昭和の時代に、ヒーローが悪に倒されると
言う事は、まことに衝撃的な事であった。そこで、言葉ではなく、感覚としての
「耽美」を感じたものいたであろう。
ウルトラマンはゼットンに倒されるが、その後、ゼットンは地球防衛軍の新兵器で木っ端微塵になる。
ウルトラマンと言う超常的なものでなく、人間のテクノロジーで倒した。
これにも何か意味が込められていたのだろう思われる。
そして、平成のウルトラマン、メビウスでもゼットンは登場する。
平成になっても相変わらず強すぎるゼットンであるが・・・・・。
↑の動画を見てもらいたい。ゼットンvsメビウスである。
平成のウルトラマンは、一人では勝てないとみると仲間を引き連れて、
ゼットンを袋にしてボコる。
いつから、ウルトラマンは、チンピラやその辺の悪ガキ以下になってしまったんだ?
(よく言うよね、一人では何も出来ないから、つるむんだってwww)
正義なら、どんな手を使っても勝ちゃいいのか? いつから米帝思考になったんだ?
原爆を落とされた国の子供番組が、これかwww
今の時代、それぞれの側に正義がある。その正義は主観的な正義だ。
客観的に言うと、大義になる。それぞれの大義で戦い、勝てば正義だ。
小さな子供にそういう考えを、洗脳してるのか?
いや、おもちゃ売るためだけの番組なんだから、弊害か。
自分が正しければ、仲間と徒党を組んで、一人をイジメるのもありだな。
だって、正義の味方のウルトラマンもやってるだろ。ってかwww
平成のウルトラマンは、子供に夢を与えない。
子供に与えるのは物欲である。
そして、弊害的に、自分が正しい事なら何をしてもいいと思想を撒き散らす。
ある意味、オウムだな。
私の大好きなマンガ「WORST」の花木九里虎の言葉。
「今度わしに 用がある時は
一人で訪ねてこい
男なら、そげんせい」そんなことより、おまけ。ウルトラマンのウクレレバージョンのPV。
ちょっとよくねぇ?
自分が殺されてるのに!
ウクレレバージョン、キモチンよかです。